夏になると思い出す。

赤飯が苦手だった。
あの北海道特有の甘納豆の赤飯が。
でも毎月食べなければいけなかった。
「一日(ついたち)の朝食は、お赤飯を食べなきゃいけないのよ。」
物心ついた頃から、ずっとそう教えられてきた。
日本には変なしきたりがあるんだなと思っていた。
あれは中二の夏。
一日だというのに、友達誰一人として赤飯を食べてないと言う。そもそもなぜ食べるのかと。
「一日だからだよ。」と言っても「???」
先生に聞いても「???」
そんなばかな。
「あなた達それでも日本人なの」くらいに言ってやり、
うちに帰って、母に報告すると
「ああ、それうちだけ。だってお父さんが決めたルールだもん。」
「!!!!!!」
今まで日本のしきたりと思っていた、一日の朝食。
年賀状と同じくらいメジャーなことだと思っていた、一日の赤飯。
迷惑なしきたりに国を恨んだこともあったのに。
根源がすぐ近くにいたなんて…。
だいたい、なんで赤飯なの。
「ん~、今月もがんばろう…的な?縁起…かついだ…的な?」
ああ…なんか言い方も理由もアバウトで腹立つ。
思春期の真っ只中。常識(と思っていた)を覆され、衝撃を受けたあの夏。
決して私は忘れない。
そんなこんなで苦手だった赤飯は、今でも嫌いです。

6件のコメント

  1. 給食の赤飯は甘納豆でした。
    甘納豆だけで食べることは無いですが、
    赤飯の甘納豆は好きでした。

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