お疲れ様です。
東北営業所のこにしきです。
12月に入り、またグッッッと冷え込んできました。朝に目覚めて布団から出るのが億劫で仕方がありません。しかも、部屋が乾燥していて顔はパリパリ、喉はガサガサ。
四季の中では冬が一番好きなのですが、この寒いのだけはどうしても耐えられない…
と、ついに今年初の石油ストーブを解禁。
エアコンやファンヒーターとは違い、じんわりと芯から温まる気がします。欲を言えば灯油がもっと安ければ…懐は寒い思いをしなくて済むのですが。
さて、それでは。
3冊目 清水カルマ『禁じられた遊び』
前回「サッパリした、小説でも読もうかな…」なんて言ってましたが、しっかりとドロドロした本を読んでしまう自分。
…しかも、小説のクライマックスではとある登場人物が物理的にもドロドロしてました。
美しい母親、頼り甲斐のある父親、活発で素直な幼い息子。幸せだったはずの家庭は無惨な事故による妻の急死で一変。
塞ぎ込んでしまう父。理由はもちろん妻を失ってしまった悲しみ、そして息子が異常に執着する「とある行動」
-----母が亡くなる前、庭作りをしていた父と息子は1匹のトカゲを見つける。それに驚いたトカゲは尻尾を切って逃げてしまう。
父はふとイタズラ心で、息子に「この尻尾を土に埋めて、毎日呪文を唱えながら水をあげるんだ。そうすればきっとトカゲが生き返って土から出てくるよ」と。
数週間の後、何気なく息子が尻尾を埋めたあたりの土を耕すと。1匹のトカゲが足元をすり抜けていった。
「そんなバカな話があるはずはない。あれは単なる冗談で…」-----
母が亡くなったあと、息子は庭の隅で小さな山に水をやり熱心に呪文を唱えている。
日に日に大きくなっているように見えるその山は時折動いているようだった。
そして、ある日父はその山から覗くものと目が合ってしまう…。
果たして息子は何を埋めたのだろうか。
山から覗くあの目は一体何者なのか。
そして、その山から這い出てくるのは…?
ハイ。
読み終えて思ったのが「いい加減な冗談は言うもんじゃあない」ということ。父親は自分が面白半分で言った冗談が息子を狂わせてしまったこと、そして結果的にとんでもない化け物を生み出してしまったことを、この物語の中でずぅーっと悔やんでいました。
因果応報というと少し違うかもしれませんが、まぁ似たようなものでしょうか。
子供の純粋な心を弄んだ罰かもしれませんし、文中で父親自身が「妻にちゃんと言うべきだった」と後悔しているとある事情が招いた結果かもしれません。
小さな嘘やごまかしが、後々大きな渦になって自らも巻き込まれてしまうかもしれない。言葉にするときは慎重に選ばないといけないな…と思う一冊でした。
長くなりましたが、いい感じに嫌な小説でよかったです。次回こそはさっぱりあっさりしたものを読みたいところ。
(また言ってる)

何となくストーリーが読める内容ですが・・・
まさか山の中から出てくるのは・・・う~ん怖いですね~
ネタバレしないように感想を綴るのは難しいですね。書評やコラムを連載する人を本当に尊敬します…