お疲れ様です、ID-Eです。
今回はデザインというよりもアート系なのですが…
「エドワード・ゴーリーの絵本」と「ヒグチユウコの絵本」です。
エドワード・ゴーリーの絵本がかなりえぐいということで
興味を持って読んでみました。
「うろんな客」
著:エドワード・ゴーリー
突如現れる、不思議ないきものが、とある一家と一緒に
暮らす様子を、短歌のような和訳でつづられています。
この不思議ないきものは、全然言うことも聞かないし
好き放題暴れるし、不可解なことはするし…
一体なにもの?!となったラストのあとがきで、作者が赤ちゃんが生まれた
友人にあてた物語だと知ってからの、ストンと納得できる感じが
気持ち良い一冊。
スニーカーがかわいいですね。
「ギャシュリークラムのちびっ子たち」
著:エドワード・ゴーリー
A~Zまでのアルファベット頭文字のこどもたちの死に様を
描いた一冊。
あっけなく悲惨な様々な死因が1ページずつ描かれています。
作者は「僕は絵本の中で何人のこどもをころしたかわからない」と
語っています。
「おぞましい二人」
著:エドワード・ゴーリー
これは当時、アメリカを戦慄させた事件をもとに描かれた物語です。
この一冊は、本当に思わず「あっ…」と声が出るような本でした。
絵本は、漫画や小説と違い、1ページ1ページで
突然の展開に変わります。
徐々にではなく、一気に変わります。
それが私は絵本のおもしろいところだと思います。
この一冊はかなり大人向け(実際、ゴーリー自身も大人の絵物語作家、としている)
です。
この本のあとがきにもありましたが、
残酷な物語を描く人は残酷である、というのは間違いです。
悪人が善を描けば善人になるか、善人が悪を描けば悪人になるのか…という
言葉をどこかで見ました。
読んでみたら納得できます。
ゴーリー自身、この実際の事件に対し強い許せない気持ちがあったのだと
思います。
「ギュスターヴくん」
著:ヒグチユウコ
ネコ?ヘビ?タコ?宇宙人???ヘンテコだけどかわいくて憎めない
ギュスターヴくんのお話。
お話といっても明確にストーリーがあるというよりも、
このヒグチユウコ先生の繊細で細かく描き込まれている絵を
じっくりゆっくり眺めるのが主体の絵本です。まさに、絵本!
絵を楽しみます。
「ラブレター」
著:ヒグチユウコ
こちらも、絵を楽しむ絵本です。
手のひらより少し大きいくらいの、小柄な絵本。
高級感がすごい!プレゼントによさそう。
やわらかな文章と、美しく繊細な絵でのんびりながめるのにおすすめ。
以上、5冊を一気買い・読みしました!
大人の絵本、奥が深いす、、、
ぜひ、お気に入りの一冊を探してみてください。
(ゴーリーの絵本は、こどもにはまだ早い!!)
putitさん>
おおお~~~~ご覧になっていただき
ありがとうございます!!
両サイドは漫画や小説、エッセイ、写真集etc.ありますが
どれも最高の本です!
絵本の両サイドの本のほうが気になる。。。。