土曜の朝、急に思い立って、車中泊の旅に出ることにした。
目的地は群馬県水上町の奥地、一の倉沢だ。
あたふたと寝袋等の準備をしていたので、出発は10時半になってしまった。
ナビによると所沢から下道で150km、6時間の道程だ。
天気は良いし暖かいし、本当に良い季節になったものだ。
幹線道路を使ったため、所々渋滞に巻き込まれたが、現地へは5時間半で到着することができた。
この一の倉沢は谷川岳の谷なのだが、非常に美しい岩壁を間近で見ることができる。
また、この山は山岳遭難が多く発生していて、2005年の段階で累計で781名の方が亡くなっている。世界的に見てもワースト1とのこと。
一の倉沢での遭難で有名なのは、1960年に起きた宙吊り遺体収容事件だ。詳しいことはWikipediaに書いてあるが、要約すると、岩壁に宙吊りになった2人の遺体を収容するのが困難なために、自衛隊のスナイパーが遠距離からザイルを撃ち切って遺体を落下させた事件である。
そんなことで、この辺りは有名な心霊スポットでもあるのだ。
自分も20数年前に何度もこの辺りでテント泊をしていたが、夜中にテントの周りを人が歩く気配を感じたことがあった(その時は自分以外誰もいなかった)。細かいことを気にしていたら旅などできない訳で、今となっては良い思い出の一つなのだ。
肝心の車中泊予定地だが、現地に行ってみて唖然。予定地の数km手前で積雪のために通行止め。
この時点で、すでに日が傾いている夕方6時。今日の寝床を榛名山山頂にしようと考え走り出すも、向かう途中で真っ暗になったために気分的に萎えてしまい所沢に戻ることにした。
帰り道は関越道を使ったのだが、高速に乗ってから1時間チョイで到着してしまった。なんだ近いじゃん。
いえいえ、心霊スポットに肝試しに行った訳ではなく、一の倉沢の岩壁を見に行ったのです。
岩登り好きなら、あれを見ると登りたくなると思いますよ。
>boss
bossの男性諸君へのお言葉、同感です!!
私も休日等はじっとしていない方ですが
「心霊スポット」には行きたくありません。
男性諸君
時に家庭と言う首輪をはずして
「砂金F」?…君みたいに野生的に動こう!