先日の4連休に引き続き、今度は宮城県から岩手県辺りの砂金産地を巡ってみました。
2日間で7箇所ほどの現場を探索しましたが、東北地方独特の厳しさで大当たりは無理でしたが、まぁそこそこ大きな粒状砂金は採取することができました。
沢を溯って山に入るとだいたいどの川沿いの河岸段丘にもいつの時代のものかわからない砂金採掘遺構が残されています。
重機のない時代に手作業でよくもここまでといったもので、金にとりつかれた人々の執念を感じます。
川沿いに石垣が組まれています。川底まで掘り下げるため、不要な石を積み上げたものです。
この川で砂金を掘り、亡くなっていった人たちの墓です。そこらにある転石を立ててあるだけです。石には何も刻まれていません。
こういった墓石は北海道の浜頓別町のウソタンナイ川上流の林の中にもありますし、静岡県静岡市、安倍川上流部の日影沢金山の細尾根にも100基以上あります。
この墓の主たちは、どこから来てどんな生活をしていたんでしょうか?
古い文献などを見ても、こういった人たちが書かれていることはまずありません。