卒業を目前に就職先がまだ決まっていない私の事を、
私以上に焦った就職課の人が「見に行くだけでも」と、
なかば強引に連れてきてくれたのがゼストでした。
社内を見学し軽い筆記を受け、その日は帰り、
後日会社に来て、bossの話をちょこっと聞いて、
なんか紙を配られたなと思ったら、もう採用通知でした。
面接らしい面接もなく、筆記も大して出来なかったのに。
え。あ、採用なんだ。いいんだ?これで。
…いやいや、いいんですか?ほんとに。
唐突過ぎて嬉しいとかの感情もなかったと思います。
会社を出て、迎えに来ていた母の車に乗り込み、
「なんかよく分かんないけど採用された。」と報告すると
少し涙ぐみながら「良かった」と母は喜んでくれました。
その手にはメグミルク。
「『恵み』がありますようにってメグミルク飲みながら祈ってたんだー」
私はろくに就職活動していませんでした。
母はあんまり口うるさく言わなかったけど、
本当は私以上に、就職課の人以上に、牛乳に願掛けるほどに、
一番気を揉んでいたのです。
そりゃそうだよな。ごめんよ母ちゃん、心配させて。
今日も元気に働いてるよ。
そんなこんなで私は無事、ゼストに入社が決まりました。
卒業式二日前のことでした。
今日、本社は入社試験でした。
人数も増え、あの頃に比べるとずっと厳しくなったであろう入社試験。
緊張の面持ちで面接を待つ子達を見ていると、なんだかこっちまで緊張してきて
いろいろと思い出し、ちょっとセンチな気分になりました。
今日はメグミルクを買って帰ろう。
※あ、決して雪○の回し者とかではないです。
入社試験
5件のコメント
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24の文章構成は最後まで読む。
いや~ 文章がいい~ですね~ 上手い!!
小説でも書けそうです。
母ちゃーーーーん!えぇ話や(笑)母さん嬉しかったんでしょうね!自分もですが良い会社に入れて良かった。母さんも安心でしょう!
あの時、先生はこの子たちはゆとり世代だから~
と言っていましたが、あの時採用された者の中に
それと感じされる人はいなかったし皆優秀だ
そう思うと、採用試験の意味が・・・
えぇ話だぁぁ(*´▽`*)母ちゃん嬉しいよ♪
今日はメグミルクとミルメークを買って帰ろう。