お久しぶりですおはようございますミリオタです。
最近全然更新できなくて申し訳ありません。以下弁明タイムです。
プロット自体は書き溜めてあるのですが、文章を極力短くできるように見直し添削に時間がかかっておりました。下手に縮めると正しい情報が伝わらなくなってしまうのでうまく調整しながらやっております。それでも長くなってしまう場合はありますのでお許しください。
…さて、見苦しい弁明はここまでにして解説いきましょう!
ミリオタの珍兵器解説
第四回
第三帝国の総統は巨大ネズミの夢を見るか?(ドイツ第三帝国(ナチス・ドイツ))
名称 VIII号超重戦車 マウス
全長 10m
重量 188t
武装 128mmKwK戦車砲×1
75mmKwK戦車砲×1
7.92mmMG34機関銃×1
最高速度 約20km/h
開発年代 1940年代
開発国 ドイツ第三帝国 ポルシェ
残念レベル
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マウスは、ソ連の強力な重戦車に対抗するべく、第三帝国総統アドルフ・ヒトラーが直々に開発を指示した史上最大の超重戦車で、その設計は天才技術者フェルディナント・ポルシェ博士が担当しており、150両が生産される予定でした。
正面装甲の厚さは最大240mmもあり、この装甲を撃ち抜ける戦車は当時存在しませんでした。さらにこの128mm砲は、当時のありとあらゆる連合軍戦車をたった1発で撃破できる破壊力があります。この図体でどこがどうマウス(ハツカネズミ)なのかというツッコミはさておき、前述の圧倒的防御力と絶対的破壊力で敵戦車を粉砕する化け物……になってればよかったんですが、重過ぎて試験中地面にめり込むわ橋を渡ろうとしたら橋ごと落ちるわで散々な目に(当初案ですら重量は120tあった)。
そうこうしているうちにドイツはどんどん劣勢となっていき、貴重な資源を浪費することができなくなりました。結局、ヒトラーはマウスの開発放棄を決定します。実際に製作されたのは試作車が2両だけでした。
その後、試作1号は試験場に放置されていたのをソ連軍に鹵獲され、片や試作2号は倉庫でほこりをかぶっていましたが、ソ連軍が迫ってくると残っていたパーツ類をかき集めて再稼働させ、ベルリン防衛戦に引っ張り出されました。初の実戦では結局エンジントラブルで戦わずして撃沈。放棄されこちらもソ連軍に鹵獲されました。
現在、マウスは一号車の車体と二号車の砲塔を組み合わせたものをロシアにあるクビンカ戦車博物館で見ることができます。自分も情勢が落ち着いたら実車を見に行きたいと思ってます。
余談
なんとヒトラーは更に巨大な陸上戦艦『ラーテ』やそれよりもさらに巨大な『P.1500 モンスター』を建造、量産しようと企んでいましたが、さすがに無茶が過ぎたのか計画のみで終わりました。
↑陸上戦艦ラーテの想像図
さて、今回は超重戦車マウスの解説でした!
本日はゼストワールドですが、皆さんよろしくお願いします!
次回予告
GW特別番外編
『世界最強爆撃機パイロット「ルーデル大佐」第一夜 前書きと総合戦績・少年編』
にご期待ください!!