2015年 日中青年友好交流訪中団
◆日程と趣旨◆
日程|平成27年12月23日~平成27年12月29日 6泊7日
目的|21世紀の日本を担う若者が中国のありのままの姿に触れ、中国の若者との交流を通じ、日中間の相互理解を促進するとともに、今後の日中関係をどのように発展させていくかについて考える契機とする。
活動|大学への訪問・交流/企業への訪問/中国の文化・歴史・自然の参観
◆行先◆
Bコース 上海 ─ 杭州 ─ 紹興 ─ 寧波
参加人数 45名(ゼスト参加:6名)
研修レポート

今回の訪中では、初めて中国へ行く社員もおり、その者達が刺激的に感じてくれた事が、私としても大変良かったと思っています。
個人的には、寧波以外は全て行ったことがある場所でしたので、新鮮味は薄かったです。
また、企画自体が早急であったため、大学や企業訪問もうわべだけという内容で、内部を見せていただいたり交流があったりというものが全く無く、余り有意義ではありませんでした。
PM2.5 については、初日の上海は過去に経験したことがないほど濃く、数十メートル先が霞んでいましたが、翌日雨が振った為、その後は太陽や月が出るほど改善しました。
今回行った、上海・杭州・紹興・寧波はどこも100万人以上の大都市ばかりでしたので、どこも日本と変わらないような場所ばかりで昔の中国は見られませんでした。
私はどちらかと言うと、異文化に接したカルチャーショックを求める方です。今回の訪中は学生達には良かったのかもしれませんが、社会人の者達には事欠くものを感じました。
次回もこの様な機会があると思いますが、次回は企画の段階からもっと有意義で、会社としても色々な方々にお誘い出来るよう考えていきたいと思います。

上海浦東空港到着空港内部のデザインに中国の発展を感じました。
到着後、南京路へ移動。ほとんど日本と変わらない百貨店が並び、商品の価格帯も日本と同等、逆に日本より高い商品も多く目につきました。十数年前に訪れた中国のイメージとはまるで違い、百貨店も清潔感があり、先進国との差を感じませんでした。
しかし、非常階段や店の裏手までは清掃が行き届かず異臭を放っていました。
以前訪れた時の外灘の夜景はとても綺麗で今回も景色を楽しみしていたのですが、PM2.5の影響か、対岸の建物はほとんど見えず残念な結果に終わりました。
ただ、噂の詐欺グループに出会い、ぼったくリカフェに連れて行かれそうになりましたが、事前情報により回避できたのは良い思い出です。
世界遺産の西湖を遊覧しました。
行程には無かった紹興酒を伝統的な製法で作る工場を視察させて頂いたが、製造工程はほとんど見せてもらえず、ただの買い物ツアーとなった。
天一閣博物館、天童寺、阿育王寺を見学。
精進料理は想像と違い、美味しいものであった。
中国でもトップクラスと言われる上海交通大学への訪問。
在校生との交流が持たれるものだと思っていましたが、教授の講演が主で学生どうしの交流はありませんでした。
午後からは豫園を見学し中国らしい建築物を見学する事ができた。
大学での技術説明には在学中の生徒が英語で説明をしてくれました。英会話の能力が高く、とても素晴らしい説明だったと思いますが、自分には何を言っているかほとんど解りませんでした。
企業訪問では中国の最先端技術を紹介して頂きましたが、どれも日本で見たことのあるものばかりでした。
寧波国家高新区視察。
グランドフィナーレ。新しく開発された場所なだけあって建物がどれもきれいで道路も整備されていた。
ただ、今回の視察で感じた事は、建物がどんなにきれいでもこまかい部分を見ると精度が低く、日本のものとはまだ差があると感じた。
最終日の夜はA、B、Cコース合同で食事会をし、中国雑技団の鑑賞をしました。
全体を通して
以前に訪れた時の中国とは違い、恐ろしいスピードで発展していると感じた。
街のゴミは減り、でこぼこだった道路は整備され、交通マナーも昔より改善されていました。今回の訪中団で中国の発展を多少見ることが出来ましたが、残念だったのは今回の趣旨にもあった現地若者との交流がほとんど無かった事です。
次回開催されることがあるのであれば相互交流という部分にもう少し重点をおいてほしいと思います。

今回初めての中国で不安の方が大きかったですが、実際に行かせていただいて中国への印象が大きく変わりました。中国の良い一面を多く見ることができたと思っています。また悪い一面を見た時でさえも日本の良さを改めて実感することができ、すべての経験がプラスになったと思っています。
このような貴重な機会を与えて頂けましたことを、社長をはじめ、会社の皆さんと後援して下さった方々に感謝です。ありがとうございました!
(訪中団の訪問ルートに関しましては日中科学技術文化センターのホームページに記載されていますので、ここではそちらでは書かれていないことを(個人的な感覚で)報告したいと思います。)
まず「中国へ行く」と話をしましたところ多くの方がPM2.5に関する心配をして下さいました。
実際のところ都心部ではひどくモヤがかかっていました。郊外ではかなりましと感じました。せっかくなのでまずはマスクを着けずに体感しましたところ、視覚的にはモヤがかかっていても、鼻やのどに違和を感じることはありませんでした。(それで知らぬ間にダメージを蓄積してしまうので怖いなとも)
トイレに関しましては両極端でした。ホテルなどでは水洗の(ほぼ)見慣れたトイレでしたが、ちょっと歩いて飲みに出た先では各お店にトイレはなく、公衆トイレを利用するのが一般的のようです。そこのトイレは、壁と扉はありましたが聞いていた話と概ね合っていました。
しかし、帰りの空港では用を足すポジションになったときに逆に床がきれいすぎて、隣の個室が反射して見えました。向こうからもこちらが見えていると確信するほど鮮明に。材質の選定は重要だなと改めて実感しました。写真はありません。
最終日(28日)の夕食はA団、B団、C団が合流し、打ち上げ的夕食会でした。「中国は少数民族も含めての中国
なので、少数民族のことも知ってほしい」ということでイスラム文化の食事を頂きました。
食事前に手を洗う儀式的な行いをした後店内へ。料理は中華料理よりも油分が少ない印象で羊の肉(丸焼きも頂き
ました)が多かったように感じました。店内もそれまでのレストランよりも賑やかなイメージで、中央にはダンス
スペースがあり、民族衣装に身を包んだ方々が踊リを披露してくださいました。とても華やかで美しかったです。
そして印象的だったのが、私ともう一人が名指しでステージ
に呼ばれ、なぜ呼ばれたのか全く分からないまま踊りがスタ
ートしました。ノリノリの曲に合わせた振りして、踊ってる
振り。よくよく曲を聴いていますと「HappyBirthday!」の単
語を聞き取ることができ、サプライズバースデーだと気付き
ました。それはそれは驚きのバースデーでした。
おかげさまで無事31歳を迎えることが出来ました。時間の
進む感覚が益々早くなっていくことを思いますと、今までの
経験を活かしながら、今まで以上に濃ゆい生き方をしていき
たいと感じています。今後ともよろしくお願いします。
私ことも混ざりましたが、日中青年友好交流訪中団での活動報告とさせていただきます。
改めましてありがとうこざいました。

今回の研修で訪問させていただいた、さまざまな文化遺産や企業はどれもすばらしいものばかりでした。
特に印象に残っているのは、監視カメラを作っている企業の訪問です。
世界シェア2位という規模の大きさ、さまざまなアイデアや技術力、元となる事業から発展してさまざまな事に挑戦しているのがとても印象的でした。
社屋もとても大きくデザイン的で、世界という枠の中でもトップレベルの企業だと感じました。
食事に関しても三食全て高級店ですばらしいものばかりで、食に対しての考え方も「残すともったいない、作ってもらった人への敬意をもって食べきる」という日本の考え方と違い。
「残っていないと、相手が満足していない」と捉える中国の考え方の違いにも驚かされました。
しかし今回少し残念だったことがあります。
まず、発展していく中国の技術に関しておそらくさまざまな国からの技術提供などがあったと思うのですがその点に関して何も発していなかったという事です。
自国の文化や技術に誇りを持っているのだと思いますが、回りの国への敬意をもう少し持ってもらいたいと感じました。
次に、現地の方々や学生ともっとコミニュケーションをとってみたかったという事です。
今回の研修では訪問先でも質疑応答はあったのですが、(しかも、通訳の方が訪問先のことをあまり理解してない事が多く、半分以上自分には伝わらなかったです。)その町の人や学生と話し合う機会がなかったからです。
次の機会があれば、テーマを決めたディスカッションや、チームを作り一つの目標をクリアするといったゲームのようなことを通してもっと互いの理解を深められたらと思います。
最後に、世界の一員であることの意識、自国民としての意識が低いと感じました。
中国に着いたとき一番最初に驚いた PM2.5 の酷さ。これは発展していく社会にかまけて取り組んでいかなかった環境問題への結果だと思います。
寺を見学したときも、自国の文化遺産で現地の方がたんを吐き池の鯉に食べさせているのを見てとても残念に感じました。
そんな中国への研修で感じた率直な感想は「前向きな国」です。
理由としては技術的にも文化的にもどんどん躍進していこうという姿勢がひしひしと感じたこと。
その代わり環境問題や壊れた町の修復(少し目を向けると瓦礫の町並みの多く見られました)などが見えていないことです。
今後の日本と中国。世界と中国を考えたときにとても勉強になる研修旅行でした。
自分の目で見て、自分の肌で感じたことをこれからの自分の考えや人生に生かしていこうと思いました。

■企業への訪問・見学
何社か見せて頂いのですが、どこもPR用に作られたエントランスやスライドショーを見せて説明するのみで、もっと中で働く現場スタッフの姿や声であったり、作業風景も見てみたかったです。
■大学への訪問・交流
大学訪問にしても、現地教授の講義を聞いたのち、館内を少し案内してもらうという程度でした。せっかくこれだけ日本の学生が参加しているのだから、現地の学生との交流や意見交換など、もっと工夫出来る余地はあったのではと思いました。
■中国の文化・歴史・自然の参観
自分自身、中国に限らず歴史に関して知識が足りず、説明して貰った内容も充分に理解出来なかったのが悔やまれます。知識があればもっと見方や感じ方も違っただろうと思います。その土地その土地の歴史・文化について、事前にしっかり勉強するべきでした。
町並みや風景に関しては、私たちが訪れたのはどこも都会だったので、日本の都心とさほど変わらない印象でした。
全体を通して、一週間という長さに対し中身には少し物足りなさを感じてしまいました。
旅の目的にあるような『交流』もあまりなく、学生にとっても残念だったろうと思います。
また『ありのままの姿』というのもあまり感じられませんでした。悪い面を見せろということではなく、本当に表面的な部分しか見せられていないように感じ、もっと掘り下げた部分を見てみたかったと思います。

中国の方へ視察へ行かせていただきました。
視察と言うとかなり大げさになってしまいますが、中国の現在の「産業や教育」の現状を体感させていただきました。
ウワサのあれで景色みられず。日によって違いは有るようなのですが着いたこの日は特にすごく…。ビックリ致しました。
2日目以降は国の最先端の大学、企業や観光地などを見学させて頂きました。やはり経済発展真只中というだけあり、そこかしこで工事をしていました。
私たちを案内していただいたところは最先端の部分なので、や
はり街と街の間には、まだまだ発展途上であるということを思
わされる風景も沢山ありました。
本当に充実した日々となりました。
確かにまだまだキレイなところも少なく、完璧に先進国とは言い切れないのでしょうが、猛烈に発展している国は士地も人もすごいエネルギーを持っているように感じました。
特に、大学や街で見かける若者がとても楽しそうで日本に比べ勢いがあるように見えました。
あと、一緒に日本の大学生と見学させていただいたのですが、外国語や観光産業を専攻している学生が多く、中国語を話す方も結構いらっしゃいました。そして何より皆さんヤル気に満ちあふれ社交的でコミニケーションを積極的にとることも大変刺激的でした。
変化が多い時代で、日本に閉じこもってばかりいられないな…と
感じます。
このような機会をくださった関係者の皆様、暮れの忙しい時期に
行く許可を出してくれた社長、いない間の仕事を引き受けてくれ
た皆様、特にお客様には大変ご迷惑をお掛けしました。本当にありがとうございました。
今回の経験でまた更に成長したいと思います。