覆水盆に返らず

経営者にとって、社員との問題は1丁目の1番地
仕事上のことから、時にはプライベートまで、入り込んで意見を言う時がある、それは可愛さ有っての老婆心と思っている。

言いにくいことも、心にグサッとくることも 言う。

社長に辞表を出すのは、遊びでもなければ、脅しでもない、もし脅しのつもりなら「本末転倒」である。

例え感情的でも 相談されているのはどうにでも応えられる。
しかし 辞表を出されるという事は、「もう、社長にはついていけません!」と三行半をぶつけられるようなもので、
それであれば「致し方ない」と言う結論しかない。

本人の真面目な性格も解るし、また社長の性格も理解しているはずだ。
社長の一番嫌いな条件を出して、あえて嫌われる様しむくなら、考える余地もなにもない。

皆にしたら精々1.2度の経験かもしれないが、私にしたら、多分 何百回と経験した一コマで、敢てあまり体験したくない。

しかし、体験の免疫は備わっている。
いつも言っている様に、嘆くこと無く最善の方向に舵をとり、開いた穴はふさがるものだ。

これは、私のアドバイス…

人間だから、弱い生き物
それだけに、一時の感情ではなく、今一つ冷静になることだ。

今後として…
「もし会社を辞めたくなったら」
下記の事項を再度チェック入れてみてほしい。

1.もうこれ以上、最悪な会社と馬鹿な社長についていけない。

2. 今以上に自分のスキルアップと経験を積んでいきたい。

3. 家族、家庭の環境を大切にしたい。

4・信頼できる上司、家族に相談したか!

5.自己評価が高すぎないか。今の力は会社の看板が有ってこそではないか!

6.今の現状の環境が恵まれているとは思わないか!

7.簡単に今の給料を超える給料が稼げると思っていないか!

8.今抱えているストレスは本当に逃げ出さなければいけないレベルか!

9.声を掛けてくれている会社の現状と社員のやる気はどうなのか!

10.中長期的にどうなりたいという自分のビジョンを明確に持っているか!

11.漠然とだれでも転職すれば自分が磨かれると勘違いしていないか!

12. 愚痴を言うだけでなく何かを変えようと実際に動いたか!

上の1~3までの事項であるなら辞める決断をしてもいい

しかし
4以下の条件に少しでも引っかかるのであれば
もう一度冷静に考えることをお勧めしたい。

覆水盆に返らず。