なくて七癖


子供の頃、脚を揺すっていたら…

「貧乏揺すりするんじゃない」って親に叩かれた。口より手が先にでる厳しい母親で、お陰でそれなりの恥ずかしくない常識は身についた。

人には色々な癖(くせ)がある。
「なくて七癖あって四十八癖」というように、 癖はだれにでもあるという事と、自分の癖にはなかなか気づかないという意味だ。

私の所に出入りしている ある外交マンが、どうしても好きになれない。 合う度に私を苛(イラ)っとさせる。
それは、多分その人の癖だと思うが…

話をしている最中に、何度も 腕を組むのだ。

腕を組むだけならまだ良いのだが、数字の話しや大事な話になると、腕を組んで、チョット顔を斜めにして話すのだ。
更にその話し出す時、口元が左上がりになる。 イラっときたら全てが目に入る。

よっぽど、言って注意しようと喉まで出たが、他の社員だし、今回は私がお願いしている立場。
当社の社員には何人か注意した事がある。
「社長と話すときは、腕を組むんでない…」っと。

腕を組むのは、心理的に「私の方がエライ、相談に載ってやるよ」と相手を見下しているニアンスがあるようですね。

反対の諺が… “己を知るものは賢者なり”で、まだまだ、自分のいけない所が沢山有ります。例えば、スピーチの中で「えぇ~」が多いなど、

自分で自分のことが分かる、自分を客観的に見つめるようにし、些細な注意でも素直に聞き入れたいものだ。