大変残念だが、先日 一社員に解雇を言い渡した。
言われた本人にすると、なんでこんな些細な事で…と思うかもしれないが、社長の結論は、本人を何年も見てきて、言い聞かせて来ての…最終判断。 早かれ遅かれの問題であるならば、早めに判断をしていく。癌と同じで、早期発見早期治療、体力があるうちでないと治療が間に合わない。
弊社は居心地は良いが、暗黙の厳しさはある。居心地というモノは会社に必要とされているか、されていないかだ。
基本的に、どの様な人材が必要とされない(要らない)のか!
◎絶対なのが、体が弱くすぐ病気になる社員はダメだ。
これは当たり前のことです。ただ、これに属するちょくちょく会社を休みがちになる者、風邪をひいた・体調悪いから始まって、忌中事や身内の諸事情の多い者も… 周りからも「またか~今日も出てきていないのか!」と聞こえてくる。
これらなどは、矢も得ない事情は必ずあるのだが、自己管理しかり、最終的に言えることが、その者の「心構え」一つに現れるものだ。 みんな同じ境遇で、ここが一番のがんばり所なのに、穴をあけてしまう者には「心構え」もなにも感じられない。
「休みがち」=「当てにならない」→→「居ても居なくても同じ。」という結論になる。
◎単なる指示待ちの人間もダメだ。
特に中小企業は流れ作業みたいなモノは殆ど無い。流れてくる作業(指示されたモノのみ)をするのなら、アルバイトでも誰でも良い。 一人ひとりが組織の歯車なら、回される歯車ではなく、全員駆動式の歯車で無いとダメだ。
◎能力よりやる気を重視する
→①有能でやる気のある社員
→②有能だがやる気の無い社員
→③無能だがやる気のある社員
→④無能でやる気の無い社員
どれが良くてどれが悪いかは言う迄も無い。私が重視するのは「やる気」が有るか無いかだ。
この「やる気」だけは周りに伝染するからだ。 そして、この病原菌はみんなが感染していることも感じさせない、病魔だ。
やる気は、風呂でいったら お湯の温度みたいなもので、
③の「無能だがやる気のある社員」は、一生懸命頑張って居るオーラが、お湯の温度を下げる事無く、より一層そのチームを強くする。
逆に、②の「有能だがやる気の無い社員」、これは最悪で、{有能=湯の}で、湯の温度を下げまくる者だ。これが最悪の病魔…!
2:6:2の法則がある…
これは蟻の組織で、一生懸命に働くのが2割、普通に働くのが6割、サボっているのが2割。
このサボっている2割の蟻を削除しても、残った組織にまた2割のサボり組が出てきて、2:6:2の法則は変らないというもの。 この法則は人間社会でも全てに言える法則らしい…が。
私はこの2:6:2の法則であっても、全体的にレベルアップ出きれば良いものと思っています。温度を下げること無く、 全体の温度を1度でも上げるこの熱量は途轍もないエネルギーです。全体の底上げがトップの仕事です。
ある監督がこんな激を飛ばした…
「見逃しの三振をするなら、空振りの三振をしろ!」…って
見逃しの三振は見ている観客までも しらけさせてしまうものだ。