釣糸を垂らす

ドブ川の様な橋の上で、男が釣り糸を垂らしている。誰が観ても 魚が釣れる様な場所ではない。
通る人 通るひと全員が…
「こんなところで、魚が釣れるのですか?」と聞くと!
男は、アイスボックスを開けて、2.3匹の魚を見せる。

この後の続き話は、カットだが…

この男は、魚を釣っているのではない。
話かけてくる人を釣っているのだ。

人は、話しかけられるより、興味をいだいて話し出す方が警戒心が薄くなる。警戒心が薄くなるという事は、相手の話を聞き入れやすくなるからだ。

中身は別にして、この男に、営業力として賛美する。

どんなに魅力的な商品の販売営業マンにしても、飛び込みは間違いなく9割以上 玄関払いだ、しかし、向こうから飛び込んできてくれるのだから、会話をするステージは出来上がる。営業マンにしてみれば、ステージに乗ってくれれば占めたもの!

良く言われる…!
「営業は、物を売るのでは無い!自分自身売れ!」
同じように…
「こんなところでは何も釣れないだろう!」と思うところが「実は釣れるのだ」

今までの先入観から、すぐに結論を下して、機会を逃してしまう。
しかし、機会は、どんなところにもどんな時期にも必ずあるものだ。

何処でも釣糸をたらそう!

ドブ川にも…!