育てる、3つの要素


「社長らしく、チャンとブログを書いて、社長の考えをみんな(社員)に伝えないとダメだ」…とある者から言われた。 ハイ…正にそのとおりですね。

唯一のコミュニケーションを時間が無いなどと、おろそかにしてはいけない。
社長の考え=会社の目標であり、短期的な指針でもある。それが最終的に社員に伝わり会社の鮮度に変わるからだ。 本当にそう言われると、鮮度を悪くしていた事に反省です。

そして、たかが「コミュニケーション」と言うが、やはり色々な問題解決の基をただせばコミュニケーション不足に尽きる事だ。
先日、関東営業所より福井課長が来ていた。飛行機代を掛けても、コミュニケーションを取り今後双方にミスがなくなれば良いことだ。
食事をしながら幹部達との交流だが、全員の成長が感じられる日々だった。
福井課長も言っていた「入社3~4年の20代が成長している…!」と。当社は成長している者は、もっともっと成長させる。やれる者は20代でも幹部にしていく。

マイケル・サンデル教授の「正義とは何か」のハーバード流白熱教室。哲学的テーマでサンデル教授は学生達に様々な問いかけをしていく。 意見を出させ、さらなる問いを出し、また更に考えさせ、ある方向へと導いていく。 相手に柔軟に対処しつつ、本筋を見失わないようにと、場をマネジメントする能力がすごい。

その中で特に凄いのが…

「君の質問は良い質問だ」
これは、質問した者を喜ばせる、自分が話したいことをよくぞ聞いてくれたという感覚を湧き起こす、質問された方もした方も嬉しくなる言葉だ。

「確かに考えて見る価値はある」
視点を変える事に気づき、建設的な話につなげていく表現だ。相手との距離が近づき共感的な対話が出来る。

「ただその前にもう一つ」
対話では共感が大事だが、そうは言っても全面的に相手の話を肯定してばかりいられない、言うべき事はしっかり言わねばならない。

仕事の中で若い者を育てるには、この3つが必要かもしれない。
先ず、意見や考えを持つ事を湧き起こさせる。次にその考えを否定することなく認める。そして、正しい考え方を教えて行くことで、社員は途轍もない人材に育つはずだ。

「喜びを与える」・「認めてやる」・「教えてやる」