ＮＴＴの電話帳

新しい電話帳が配られて来た。
いつも思うが、これほど無駄な物は無い。インターネットや携帯が普及しているこの時代に相変わらず一昔も二昔も前のアナログ事業を行っている。今だかってＮＴＴがこの電話帳を独占して無料配布していることに実は「秘密のこだわり」があります。
ＮＴＴはこの電話帳を広告媒体として多くの収入を得ていますが、全て通話料収入と合算されて公開され、広告収入は秘密にされています。
もう一つは集金のマジックで、当社も昔はタウンページに広告を掲載した事がありますが、広告掲載料は毎月の電話料金と合わせて請求が来るため、どこの企業も広告費としての感覚が有りません。「広告費が払えないと言う事は電話を切るよ」と同じ事なので、契約期間中は毎月自動的に徴収されるようになっていています。
　広告の営業部門から電話帳の印刷部門まで全て社内のＮＴＴで行っている、莫大な黒字部門になっています。
　昔、ある社長さんに「電話帳に広告を出したいんだけど」と相談されたことがあります。
その社長に言ったのは「一年で、電話帳を何回見ますか？せいぜい５回も見ないでしょう！私なんかは、下手すると殆ど見ないかもしれない」「企業の立場からこうなのだから一般の家庭なんかは、もっと見ないかもしれない。」と、いい　最終的に広告は出さなかったのです。
テレビ等でタウンページのＣＭを流しているが、あれなどは、広告スポンサーを求めているＣＭでもあります。