飛行機にのると
離陸前にかならず安全確認の説明がビデオで行われます。
その中で、酸素マスクの装着手順において、親が酸素マスクを装着してから、子供に装着するように説明される。
私は いつもこのビデオを観て感ずることなのだが、なぜ親が先なのか! 親心からすると、真っ先に子供に装着させるのではないか…と思います。
色々な方に聞くと、やはりそこには理由が有りました。
飛行機の高度12,000mでもし機体に穴が開くと(あくまでも例え)気圧が薄く 人は30秒ほどで気を失うと言われています。
例えば同じ客室内でCAと乗客の関係をみればよくわかると思います。
あの綺麗なお嬢さん方は、緊急時には乗客の命を預かる「航空保安員」としてのミッションも任されているのです。
もし緊急事態が発生した場合、彼女たちは誰よりも先に酸素マスクを着用します。
乗客よりも先にです。
そうしないとミッション遂行に支障が出るからです。
CAさんはその後、乗客の安全の為に任務を遂行していきます。
そう考えると…
親は子供を護る義務がある。
その親が義務を果たす前に倒れてしまったら本末転倒ということ、親のミッションは、子供を無事に地上まで連れ帰ることにあるので、親が先に酸素マスクを装着することなのです。
納得ですね。
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泣きじゃく空腹の子供に自分よりも先にミルクを上げたい…
また、自分よりも、困っている他人のために…
どれも優しさと親切心からだが、最終責任と緊急事態の時は違う。
社長にとって、最終責任は、社員を守るため、そして会社を護る為。
誰よりも責任重大です。
役員報酬の多い、少ないと言う価値において、社長は基本的に会社の一番の保証人で、保証できるかも観られる。
銀行は会社の業績もそうですが、数十人の社員と数億のキャパを社長がどれだけ覚悟ができているかも観られます。
社員を護る為に、時として鬼になる。
そして 酸素マスクも最初に掛ける、任務の為に。
会社を護る為に、無駄な経費は一切抑える。
次を託すまでは、やはり倒れるわけには行かない。
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