今ではどこの公衆浴場であったり、サウナであったりと入口等に「刺青、タテゥのある方は入浴お断り」と書いてあります。
先般、町の温泉に行ったときであったが、サウナに入ると、その入浴お断りという人が入っていた。
それも半端じゃない、肩からお尻の処までと、まじまじと見てはいないが、それなりのオォーと思うモノでした。
当然、ここの温泉も、玄関から脱衣場と誰もが分かる様にイラスト入りの警告ポスターが貼られています。
サウナでは誰もが、見て見ぬふり、子供などは親の顔を見て何も語らんと言う雰囲気であった。
その人も隠しきれないのだが、肩からバスタオルを掛けて、サウナの角っこに 申し訳ない程度に座っている。水風呂に入る時も誰も居ないのを見計らって入り、体を拭く時も うす暗いところ(露天風呂と一緒なので暗いところがある)で拭いてはまたサウナと掩蔽の行動。
浴場から上がるとき私と時間的にそんなに変わらなかった気がした、それこそ私より1分前ぐらいに上だったのに、私が浴場から脱衣場に上がってきたら、もうその人は居なかった。
別に追いかけた訳では無いが、きっと思って、逃げるようにして服を着ていったのだろう。
その人はごく普通の人かもしれないが背負っている事は事実だ。しかしその筋の人が、その世界で、それなりの幅を効かしている人であるなら、裸になって、こそこそとしなければならないその人の人生が「可愛そう!」に感じた。
小さい子供が隠し事をしていると、必ず親は見抜いてしまう、それは、子供のやましい気持ちが、こそこそと出てしまうからだ。
昔のブログで「会長であろうが、社長であろうが、平社員であろうが、土方であろうが、裸になったら 皆同じだ!」と書いたことがある。
だからなおさら
その裸になっているのに、やましい気持ちで こそこそしなければならない、堂々と出来ない人に哀れみを感じた。
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