研修旅行も終了し、親睦会、運営委員会なる行事や総会も終了した。
ほぼ社内的な仕事以外の行事は2月いっぱいで終わらせ、3月からは「引き締め」していかねばならない。
「なんで社員にこんな事まで言わなければならないのか」
こんな事は常識的ことがらで、今更私が言っても…と思うことや、こんなに経費を掛けてよいものか、それなりの社員に対する効果は出ているのだろうか…と自問自答の葛藤に陥る。
考えると夜も寝れないときがある。
仕事以外の事で、注意することは大変エネルギーの使うことで、今更言ってもしょうが無いと思うが、やはり一つはゼストの社員である以上、常識ある者であって頂きたい。その為には、憎まれも覚悟で 言っていく。
社員を一人一人育てる事が社長の仕事だから。
日本電産(数々の企業グループで売上げ1兆円)の永守重信社長はこんな事を言っている。
日本電産のグループで一人の経営者を育てようと思ったら最低20億円は掛かる、グループ会社を経営させて、2年で20億の損が出たとしよう。それでも次々に機会を与えなければいけない。10人中9人は挫折するから、1人の経営者を育てるのに結局200億円掛かる。
永守重信社長は「奇跡の人材育成法」の著書の中でも、人を育てる事はお金が掛かる事を言っている。
たかが弊社の研修旅行で数百万費用を掛けたからと言って、即効果を求めてはいけない、10人中9人は挫折するのも覚悟して、続ける事にある。
社員を育てなければ、会社は衰退する。
育てる為には、社長や幹部の者達は、時に奥歯をくいしばって、社員一人一人に笑顔で声を掛けることにある。
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