人間として 心が折れそうになる。
特に被災地の方々の心情としては、心が折れるどころか、手も足も出せない 腑抜けの状態かもしれない。
「心が折れる」とは、苦境続きで将来の事に悲観的になり、いったいどうすればいいのか?明日以降の自分を支えてくれる拠り所を無くす事だ。
自分も状況を見ると悲観的になる、この先本当に自分が経営者としてやっていけるのかと…!年齢的なこと…体力的なこと…とか。
経営者がもし心が折れそうに成ったときはこの様な考えを持ちなさいと、松下幸之助氏は言っている。
「自分の所の従業員が家に帰って、小さなテーブルを囲み、奥さんと子供が一緒にご飯を食べている光景を想像しなさい。その従業員一人一人の家族も支えているのが経営者である」と…
天外司朗氏著書に「経営者の運力」という本があります。
経営者としての土台となるものは
逆境でものを言うのは、経営学の知識でもランチェスター戦略でもない。もっと人間の土性骨に近いところの実力がものを言う。これは。言語では記述出来ないモノだが、あえて項目をあげると
「人間力」「直感力」「時代を読む力」更に大切なのが「運力」である。
そして この「運力」とは
・いかなる状況の下でも、自らの運命に対して、絶対的に信頼できる能力。
・不運の中に幸運を見いだす能力、あるいは、不運を幸運に転じることができる能力。
・知識を積み上げてもダメで、身体感覚として把握する以外強化の道がない能力。
人間と言うのは哀しい生き物で、最悪の時もがき、焦る。
人生がおかしくなる一つのパターンが、ボトム(底)の時にジタバタして道を踏み外す事だ。
ピークであれポドムであれ、私たちが遭遇する出来事は、全て「宇宙のはからい」なのだ。悪い運命というのは外からくるのではなく、本人の精神的な未熟さが、それを捏造してしまうのである。
「父親にはなれるが、親父(おやじ)にはなれない」と言われるように
「社長にはだれでもなれるが、経営者にはなれない」経営者になれるのは1万人に一人と言われる。
我々は、これから「逆境」の篩いにかけられ、真が問われる。
心が折れる
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