ミヤンマー④

3月にミャンマー紀行をブログに書いたことがあるが、また今回も東京の社長様達からお誘いを受け、一緒に連れて行って頂いた
(誘って頂いた社長様、また行かせてもらった社員に感謝致します。)

どこどこに行ったと言う事は、自慢げになりがちなのであまり書かないようにしているが、やはり社員等に一番伝えたい部分や感銘を受けた事に特化していく。
 今回で2度目だが、行く度にカルチャーショックを受ける。
ミヤンマーの人は、とにかく日本人には好意を持ってくれているようだ。その人柄の良さと貧しさの中でも朗らかに貪欲に生きている。
 車での移動中に橋の上からもの凄い光景がが目に入る。ドライバーに車を止めさせ、しばらく見入っていた。
あたかも蟻の大群が列をなして規則正しく移動しているかのように黙々と働いていた。

 船に積まれた砂利を手作業(人海戦術)で降ろして行くのだ。
一籠に砂利が約12k~15kg、それを担いで約100mくらい所まで運ぶのだ、空けた籠に細い竹竿見たいな物が投げ込まれ、その竹竿を腰に下げているペットボトルに入れていく(最後に精算する為)その騒然たる光景は言葉も失う。
 そこの現場頭領らしき人に話を聞いた。
一回運んだ報酬が(細い竹竿)30チャット、日本円で約3円、一日に最高運ぶ者で250回くらい運ぶ者がいるらしい。この重労働で平均日当が400円~500円だ。
 小さい子供がいたので、年を聞いて見ると13歳だという。子供から女性まで、はたまた、サンダルが片足しか付けていない者まで…
 心の底から込み上げるものを感じる逸劇であった。

 日本の若者でこの様な仕事を出来る者がいるだろうか…
当然、私も挑戦したとしても、多分1.2回で音を上げるだろう。仕事は生活する為の労働だが、ここは生きるための労働である事を思い知らされる。
 その日の、夕食は日本食レストランで、この寿司1カン食べるのにあの籠を33回運ばないとダメなんだと思うと、箸の動きが遅い一日だった。

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