アウン・サン・スー・チーさんも選挙に受かった。
最近特に頻繁に色々とTVで放映されておりミャンマーが、ある種のブームとなっています。
なんで、急にこの様なブームになったかは、一つはアメリカのミャンマー制裁を緩和させてた事と、ミャンマー自体も経済発展をするには中国の真似をして、多少経済的オープンにしていくようになった事だ。
そして、資本主義経済(グローバル資本)は強欲な生き物だ。
ここぞとばかり(投資家が一儲けしようと)世界中の金が一気になだれ込むのだ。
私は評論家ではないので、偉そうな事は言えないが、現地に行って分る事は、アウン・サン・スー・チーさんが受かっても、まだまだ民主化は先の事だと言う事だけは分った。
(ヤンゴン市内の街並み)
※動画は小さいカメラにて揺れているので酔わない様に見てください。
今回シリーズ②で「不動産」について書きたい。
ミャンマーの大都市ヤンゴンに着くなり、現地の企業主Tさんに半日、市街の土地を案内された。我々は別に土地を買いに来た訳ではないが、話の成行としてこうなった。 (※Tさんは、本業が宝石商で中心部に3店舗もつバリバリの女傑経営者、話を聞くと、ここ2、3年不動産に投資をしていると言う、投資では無く転がしている様だ。)
「ここが1000万円」「ここが1500万円です」と100坪か200坪位の土地を見せられるが、どうしても私は理解出来なかった。
土地の横はドブだろ~、上下水道も無いのになんでここが1500万なんだ…!
金額とインフラがマッチしていない…!
早くも…土地バブル…だ!
ネピドー(首都)の中心街にあるホテルはオーナーが全て中国人で、貪欲な中国人が全てのホテルを買いあさった、不動産の動くところには、必ず泡(バブル)が発生する。
現地の庶民生活水準は日本の20分の1以下なのに、不動産や車は異常なほど高い、車はほぼ9割日本車の中古車で、日本の廃車同然のポンコツ車が300万円する(今までは輸入関税が300万かかり、近年この関税も緩和され、相当買いやすくなった)
東京でいう銀座みたいな商店街も、歩道の至る所に大型の発電機が置かれている。この場景は我々日本人にノーマルではない。毎日頻繁に起きる停電の為だ。力のある所だけ停電の時に自家発電すようだ、ホテルでも頻繁に停電になり、電力のインフラが経済の需要に追いついていない証拠だ。
マンションの表通り
街の中心街のマンションも500万、1000万がざらだ。
しかし、表通りは良いとしても、私は見た…!マンションの裏側がゴミだらけだった。
ゴミの処理も含めてインフラが追いついていない。
これが街の中心部でマンションの裏側
(批判ではなく、現実のままを伝えたい)
物理的インフラは必ず時間が掛かるが、情報インフラは瞬時に伝わる。極端な話、電気の来ていない農耕民族でも、携帯電話を持つことが出来るからだ。携帯電話を持つことは世界と繋がる事だ。この携帯電話がまたバブルを早めている。
街中で、電話を並べて商売をしている、これは公衆電話のビジネスで1回かけるのに20円、この様な光景がいるところにある。
ミャンマーだけの事ではない
バブルは最後は、誰がババを引くか…!
グローバル資本が国境を越えて移動する。急激かつ巨額の資本注入がバブルを発生させ、その崩壊を生み出す。
今回の、不動産だけで考えるなら、まだまだゲームは続くだろう、しかし本当の値が出てくるのは相当先のようだ、ゲーム終了前にババを相手にやる事にある。
でも、皮肉を言わせてもらうと、
日本の馬鹿みたいなJIAに投資をするよりは、数段、ここのミャンマーに投資をした方が、安全に思えた。
ヤンゴンから車で1時間移動すると、この様な農村地帯
この生活は、まだ、都会に近い方の生活です。
だんだん遠くなるに従って かえって愛着が沸く景色となる
。
でもミャンマーは魅力的国だ
なんといっても、国民の人柄、その根底にあるのは仏教にある気がした。
昨日もTさんと電話で話をした。これからミャンマーは「正月?」を迎え休みに入るらしい。