もう一つkを追加

その日は、中国にいた。
ホテルで日本の震災のニュースを見て、何度も電話をしたが繋がらず、やっと繋がって、安堵した。
 しかし、帰国後、原発の問題から、被害の大きさが明るみになるに従って、居たたまりのない思いと不安に駆られる。
 弊社の関東営業所では、北海道勢(殆どが北海道より出向)の者達も、地震の体験が少なく、初めての大事に、戸惑いとパニックに陥る。
 家族が居ない…会社が流された…従業員が居ない…数々のニュースや情報の炸裂にて私自身も尋常では無い思考に陥る。
 営業所の増設、本社の移転と大きく投資をしたばかりかもしれないが、このまま会社は続けられるのだろうか? 個人補償の借入はどうなるのか? 従業員はどうなるのか? 曲がりなりにも経営者として、平常の精神状態を維持するのがやっとの思いだった。
 一瞬にして人を、そして街を飲み込む…同じ日本人として生まれて震災に遭う人と遭わない人、同じ職場にいて助かる人と亡くなる人、真面目に生きても不真面目に生きても、運命と言えばそれまでだが、あまりにも不条理な一面を考えさせられた。
 あれから一年、今回の経験は我々に何を残してくれたのだろう。
 先般、私事であったが、祝儀事があった。
その日の慶び以上にその日を迎えられた経緯を思い、過去の路頭に迷う混乱の日々を思うと、恥ずかしながら人前でも こみ上げるものがあった。
 多くの人に助けられた。
 社員にも助けられた。
  感謝致します。
今年の年頭に書いた4つのK
「覚悟」「行動」「変わる」「継続」のk
その中の「覚悟」のK
 今の時代は何が有ってもおかしくない、震災しかり、経済危機しかり、人生しかり、一波乱も二波乱も・・・・・大激変が有ることを覚悟する
覚悟とはあきらめでは無い、先が読めない分、起こり得る物事に万全の心がまえが必要であるという事…を書いている。
 常に何かを向かい入れる心の覚悟を持つことが、起こりえる現実に的確な判断を下せるものと思っています。
     そして、
 人は生きている事が間違いなく その人を強くしてくれる。
 14時46分 多くの亡くなられた方々に、哀悼の意を表す。
今回の経験は、日本人にとって、間違いなく世界の模範となり、日本人を強くしてくれるだろう。
 この日より 4つのKに一つ追加する。「感謝」だ。
     今、生きている事に感謝する。

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