そっ啄の機

「そつ啄の機」
 「そつ」という活字が無いので、(口辺に卒業の卒を書きます)ひらがなの「そつ」を使っていますが、ひなが卵の殻を破って出ようと内側から殻をつつき始めるのに会わせて母親も外から殻をつつき割ろうとするまたとない好機の意味、
だからといって、殻を壊すのが早いと雛は死んでしまう。
 昨日の最終便で若者2人関東に送りました。
2人とも入社1年未満、今回の関東応援は初めてで約3週間近く、関東営業所で働いてもらいます。
 新人を育てるうえでは、会社としては色々経験させていかなければなりません。色々経験させる事は、会社として伸びそうな新人社員に「そっ啄の機」を与えている事なのです。

 「そっ啄」は「獅子の谷落とし」とニアンスが違う
獅子は、産んだ子を深い谷に投げ落とし、這い上がってきた強い子だけを育てるという言い伝えだが、そっ啄は、母親と雛の絶妙なタイミングで成り立っている。そして母親は雛ががその気になるのを気長に待たねばなりません、その気になった雛でないと誕生して生き延びる事が出来ない。
 ハッキリ言って、今の若者は解らない。
「卵を見て時夜を求む」ようなもので、求めた方が間違いに近い。しかし当社は営業であろうが工場であろうがどこの部門でも、ひとつの歯車的作業員は要らない。
 求めているのは、どの部門であれ、生産性を伴う自分で回る動力的人材を必要とし育てていきたい。
 育てる為には、与えれるもの全て与え、自分で殻を破って伸びようとしている者、時に責任を持たし、少しデットラインギリギリのプレッシャーも与える。

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